ポリフォニー

バッハのシンフォニアを
取り組んでいる生徒さんと
ポリフォニーについて
お話しする機会がありました。

ポリフォニーとは
いくつかのメロディーが
重なりあう構造を言います。

最も単純な例として
カエルの歌の輪唱を
思い浮かべていただければ
イメージしやすいと思います。

俊敏な指の動きで
軽やかなステップを踏むように
生徒さんは演奏してくれたのですが

その作品においては
教会でお祈りをするように
とアドバイスをしました。

そもそも西洋音楽の背景には
キリスト教との密接な関わりがあり

ポリフォニーは
聖歌から発展していることを
讃美歌の楽譜を見せながら
お話ししました。

キリスト教は宗教であると同時に
西洋に深く根ざした文化です。

わたしたち日本人だってもともとは
神様を崇拝する民族なんだよ。

と伝えたらびっくりしていましたが

赤ちゃんが生まれた時に
お宮参りをしたり
七五三に神社に行くように
ヨーロッパにはヨーロッパの文化があります。

クラシック音楽は
考古学のようなもので

その曲が作曲された背景から
おそらくその当時
このように演奏されたであろうものを
それぞれが解釈する側面があります。

頭脳派の生徒さんだったので
目を輝かせてお話を聞いてくれました。

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