演奏の魅力

「あなたの演奏は
コンクール生のような
高い技術や表現力は磨けていないけど
その心の誠実さが演奏に出ていて
とても魅力的だよ。」
という話を昨日生徒さんにしました。

そのすぐあとに
「あなたの演奏は上手だけど
いつも手を抜いて
おうちで弾いているのが
透けて見えるよ。」
というお話も別の生徒さんにしました。

音楽って不思議なもので
教科書通りに
模範的な演奏をしても
ちっとも魅力的ではありません。

学校のお勉強なら
答えがあってさえいれば
100点がつくけれど
演奏はそういうことじゃない。

音は無意識に聞こえてくるから
意識的に耳を傾けて「聞く」との違いが
なかなか分かりづらいけれど

流暢に弾けなかったとしても
一生懸命自分なりに音にして
奮闘しながらする演奏は
どれだけ粗があっても
不思議に耳を傾けられます。

演奏って「出来た!」と思ったら
そこにもう心は宿らない。

せっかく
音楽に挑戦してるんだから

正しさや
出来る、出来ないではなくて

そこに心があるか
命が音に宿るか
に、意識を置いて
心を動かして弾いて欲しいなと
願う瞬間でした☺️🌸

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